ようやく船に乗船してまず行った事は避難訓練でした。1時間くらいあったかな救命ボートの下に並んで乗船客員の点呼を取りました。ただこの際気になったのは、何何さ~ん! ハーーーイ はなくて淡々と救命胴衣の操作説明と、救命フラッシュライト
の操作方法とホイッスルの吹き方を説明受けた。まぁようは飛行機の退避方法と同じ事なんすがね。いろんな国の人がいるので言葉の説明はほぼなくて手振りと絵文字で説明でした。実に合理的でわかりやすかった。
この日から、寄港地をいくつかよりながら寄港地の観光を楽しむようなプランになるわけですが、
今回はこの地点に、受付カウンターが設置され出発となりました。船はまだ着岸したまま出航時刻までまだあるのでいったん屋上に上がってみたらすでに陽気なイタリアンのばか騒ぎが始まっていました。えっマジで?いきなりこんななの?
出発は18:00出航で、夕日に染まるころ合いでなかなか良い感じでした。これから始まるひと時の楽しみに期待を膨らませ、館内を歩き回りました。13F建てのマンションを上から順番に回ってくのってはっきり言って無謀に近いですがこの航海の中ででも回り切れそうにありません。おもだったところでこの船は実はただの船ではなくて船自体がSPAリゾートになっていて、そのSPAにはランクがあってランク毎に***パックというものが存在しているということを知りました。私たちが選択したものは一番上から1っこ下位のアウレアというプランだったのですが、これはSPAリゾート階層で自由にジムや、シャワーや、温室ベッドルームを使い放題で、ヒーリングマッサージが付いていて、アルコールを含む飲食がすべて無料というパックだったので、ほぼ施設は何の不自由なく使える状態でした。行けるところは見て回りました。陸の上ではそれほど涼しさを感じませんでしたが、そこは海の上やっぱ出航すると海風が結構冷たくて夜はあんまり外に出る気はしませんでした。しかし、全部OKと聞いてまずやりたかったのは船上でカフェですよ。なんつったって飲み放題ですから。でも酒は好きでないのでまずはカフェを飲んで衛星携帯で自宅に報告した。 この船には劇場、多くの食堂、多くのバーなどがあり飽きさせないような作りになっているが基本的にイタリア船なのでスタッフは陽気だし乗ってよかった感じがしました。夕飯タイムになり1回目はコース料理になりました。コースといってもディープなものでなくてライトなコースでちょいとしたサラダや、パン、メインは肉にするか魚にするかチョイスして必要な物を席毎につくコーディネーターに言う方式。下船までの食事係になるわけだが、気さくなよく気の利く人がわれわれにはついた。メ
ニューとかもわざわざ日本語の物をよういしてくれたりしてそれはもう至れり尽くせり。飲み物はどうするか聞かれて、すべてそろっているが、ヨーロッパに多い習慣に従って、炭酸水を選んだりした。(アクア、ナチュラルミネラーレ、ガサータ)とか呼ぶようでウェイターさんは、GASって言うと、ガサータを差し、Non Gasと言うとミネラルウォータを持ってきました。食事に無味無臭の炭酸水を飲むというのは日本ではあまりなじみがないですが、ヨーロッパ圏ではごく普通に飲まれているそうです。乾燥してて熱い国は炭酸水の愛好家が多いんだそうです。ゆっくりした夕飯を楽しみ部屋へ上がると、バルコニーからの景色がとんでもないことになっていました。こんな景色見たことないよ。ピンクというかパープル? なんて美しいんだ。こんな洋上の景色を眺めながら長い一日を終えた。これだけのすんごい景色だから朝焼けはもっと綺麗だろうと次の日は朝早く起きて写真撮影しまくっていた。中でもこの写真は別格に良い写真が取れた。そうこうしてるうちに見えなかった陸地が目の前になり始めた。今日はチビタベッキア港に寄港した。
チビタベッキアはオルベテッロと、ローマのちょうど中間点というか、距離は60kmとんでもなく離れてますが、まぁ位置的にはそんな感じでしょうか。ローマ市内ツアーにメルセデスのバスで出ました。この辺に寄ると言うのは一言、テルマエロマエの地を踏んでみたいって事なわけですが、言わずと知れたローマを見物するわけですが、その縮図がこの地域にくる観光客は必ず立ち寄る場所バチカン市国に向かうのでした。バチカン市国といえばいまでこそちっこい囲いの国ですが、テルマエロマエによると古代ローマ帝国のハドリアヌス帝がその死後に神格化され継者アントニオ・ピオによって紀元145年に建立されたヴァチカンがどーのこうのと私にはよくわかりませんが、それらの建造物を見に行くわけですね。町を走ると町全体がデスニーシーのミラコスタなわけですよ。
いやーただ普通の街の景色見ていても飽きないなぁ。道路は日本とは反対で右側通行なんでかなーり違和感ありますが、次回イタリア行くときはよくイメトレしてバイクで走りたいものです。そうこう考えているうちにだんだんと市内中心に入ってきて渋滞がひどくなってきました。ローマって信号無くね?よくこれでみんな走ってるし渋滞もぬけれるよなって不思議に思った。町の中に十字交差点以外に信号機らしいものが数えるくらいしかなくて、ほんとにこれで大丈夫なのって思えるほど簡素な交通環境ですね。1時間くらいの自然渋滞を抜けようやくバチカン市国につきました。ここでも全国から集まる観光客でごった返していました。ここではローマ在住のツアーガイドのみどりさんが居たので日本語のお話を聞きながら回ることにしました。ヴァチカンの中に入ると言葉はいらないですねぇというかわかんないし荘厳な景色に圧倒されポカーンとみて回っておりました。フレスコ画でしたっけ?なんだかえらく綿密な物がすごすぎて時間を忘れましたね。ガイドさんが一生懸命説明してくれたんだけど覚えているのは、トイレの場所と寒いダジャレだけが耳に残るという。古代ローマのきらびやかな建物といわれるだけあってその建造物は今見てもそのすごさが伝わってきました。ミケランジェロの螺旋階段とか吸い込まれそうでした。そのあとは、ローマ市内をバスで見て回り、昼食を取りました。
昼食は町の中にあるとあるレストランでカルボナーラが有名のとこって話の店名前わかんあいけどそこに行きました。日本でよく言われるカルボナーラはこってりしていて濃厚で夏の暑い時期に食べるとムカムカしてきそうな代物が多いのでそのように想像しましたが、この日も暑くてムシムシしててこんな日にカルボナーラ食べる気するのかよとか思いながらも行ってみたんですが、ここのカルボナーラぜんぜん重くないんです。むしろサッパリしたカルボナーラで、実はこれが本場なのか?そんな様に思いました。意外とペロリと入っちゃいました。このあとは市内を散歩しながら有名どころ2,3回りました。
そのあとはバスに乗り込みチビタベッキア港に向かいました。帰りは1ち時間半ほどで港に着きついたと
同時位に出航となりました。毎日連日イベント三昧でどんちゃん騒ぎをしている船内ですが、日によってドレスレコード設定日があったりして今夜はフォーマルデイだったので、みなさんおめかししたり、船内のショッングモールでショッピングなどしていました。ぼくらもロクシタンショップなどで買い物しました。
チビタベッキアを後にして出航後、今夜の夕飯を頂きました。今夜はアウレアスイートの客専用ルームで飯をくいまして、この時にはじめてモヒートが激うまだというのがわかり、航海中幾度となくモヒートを頼みましたわ。夕飯の時はしっとり静かなんですが、この日はなんだかものすごいヒートあっぷしていて、ハンカチショーライブってので、夕飯中にスタッフがハンカチふりまわして、
日本の獅子舞みたいに練り歩いていましたわ。それがまたうーーーーるさいのなんのって。おなかもいっぱいに成り、部屋に戻りました。毎日ドアの新聞受けにはデイリーニュースがくばられてくるので、毎日チェックするのが楽しみでしたね。イタリア語ではなく、英文なのでだいたいなんとか理解はできました。 お!船内にカジノがあるのか!行ってみるか。とか
ゆっくり朝起きて、何故かのフレンチトースト頂きながら、乗り合わせてる日本人のどこぞの社長夫婦達と談笑しながらの朝食はなかなかよかった。みなさんある程度会社勤めして老後の楽しみで船旅をしている人がほとんで、平たく言うと成功者の人たちですね。自分も老後こういった旅をしたいもんです。自分らと明らかに違うのは彼らはマルペンサ空港まで直行便のビジネスクラスで来たということなんだな。それって、、、飛行機代だけで4,50万いかね? ムダ金はたいてんすねー。まうらやましいけど、聞くとそんな旅を年間何回も行ってるとか。ある意味変態夫婦だらけでしたね。おれにすこし分けてくださいよって。今日の移動距離が半端なくって、ソレント側から、一気にバーリ(アルベロベッロ)のアドリア海に行っちゃおうってんだからすんごい距離でしたよ。まる1日すんごい快晴の下、マターーーリダララーーンと過ごしました。食べ物と飲み物はすんごい豊富だったんで好きな場所で飲み食いしていました。で靴の先端に位置するシチリア島とイタリア本土のソレントの間のメッシーナ海峡を抜けて、アマルフィーなどの横位置あたりをかすめて、靴底方面も過ぎてクロアチアに向かうのでした。その日の夜はフォーマルデーでしたのでおめかししてレストランテにいったらケーキもらっちゃいました。スタッフさんが教えてくれたが、ハネムーンはわずか2組しかも日本人とのことでした。
次に続く...。